テーブルから、ひろがるものと

食事をしたり、お茶を淹れておしゃべりしたり。

誰かがノートを広げる横で、本を読んだり、物思いにふけったり。

懐かしい記憶の中にあるテーブル。

思い思いの時間を受け止めてくれた、大らかな余白のような「お茶の間」

そんな自由な集いの場をつくりたくて、

京都南山城村、童仙房の山の上にある旧保育園舎に、

長くゆったりしたテーブルをひとつご用意しました。

ここがあなたにとって、何度でも帰ってきたくなる

特別なテーブルになれたら、うれしく思います。

Yama no Table 
Scenic Gastronomy from the Mountains of Kyoto

山のテーブルは、京都府唯一の村・南山城村童仙房にあります。
宇治茶の主産地の中でも最も標高の高い集落であり、三重・滋賀・奈良と接する四県境の地でもあります。古くから文化や産業が交わり、人と土地の営みが重なってきた場所です。
私たちは、廃園となった保育園を活用し、地域の方々と関わりながら、食を通して人と土がつながる場を育んでいます。

大きく長いテーブルは、土地から生まれる風景をともに囲むための装置です。
山のテーブルは来年で10年を迎えます。
自然と深く関わるなかで、私たち独自の思想である Scenic Gastronomy(風景をいただく料理) を創造し続けてきました。
日本各地やヨーロッパ、アジアでの料理会を通して得た経験も、あらためてこの山と土地の豊かさを教えてくれました。

山の植物や動物、湧水、周辺地域の生産者が育てた食材を用い、その日、その季節、その空気を映した料理を構成しています。
地域に伝わる保存技術や郷土料理、山の気温や空気を含んで乾燥・発酵させた食材など、
自然や生産者から生まれる恵みを丁寧に調理し、この土地から生まれる循環のバトンを
お客様へお渡ししたいと考えています。

お飲み物は、お茶や季節の野草、樹木、果物を使用した自家製のノンアルコールドリンクのほか、日本酒やナチュラルワインをご用意しています。

料理を手がける對中は、建築やランドスケープのデザイン、ブランディングの仕事も併業しながら、「食べるランドスケープ」をテーマに料理に向き合っています。
そのため営業は日曜と月曜を基本としています。

山の景色や時間の移ろい、鳥や虫の声とともに、ごゆっくりお過ごしいただけましたら幸いです。
何度でも帰ってきたくなるテーブルでありたいと願っています。



About us

對中剛大(たいなかまさひろ)

造形大学卒業後、建築設計事務所、ランドスケープデザイン事務所を経て独立。
設計、デザイン業の傍ら、料理家として活動。
2016年から食を通して人と場がつながる風景を作りたいと考え、ピクニックコーディネーターとして活動。より地域や自然、生産者の方との関わりを重ねるなかで食の場そのものを作りたいとの想いが現在の山のテーブルにつながっている。
「食べるランドスケープ」をテーマに、植物や土、季節の食材から料理を生み出している。

タイナカ_オフィス 代表 
ランドスケープデザイン:GOOD NATURE STASION(京都)あべのHoop(大阪) 、賞歴:Topawards Asia受賞「旨味塩」

栁本奈都子(やなぎもとなつこ)

銅駝美術工芸高校、成安造形大学卒業。
歌手、アーティストとしての活動を経て、山のテーブルでは茶、菓子、装花を担当。季節の野草や食材に向き合いながら、茶菓やシロップを仕立て、山の風景や季節の移ろいを一杯と甘味に映し出している。

賞歴:キャノン写真新世紀 2006年、2008年受賞